【2019モーターショー・超小型EV】ローランド・ベルガー、超小型EV開発、遠隔操作可能に

独コンサルティング大手の日本法人ローランド・ベルガー(東京・港、長島聡社長)は16日、2人乗りの超小型電気自動車(EV)を開発したと発表した。仮想現実(VR)を活用した遠隔操作を可能とした。浜野製作所(東京・墨田)など中小町工場の約10社が中心となり完成させた。2019年度内にショッピングモールなど私有地で実証実験を行う計画だ。開発した「バトラーカー」はトヨタ車体製の小型EV「コムス」の車体を活用。フレームやタイヤ、モーターなど主要部品を除きほとんどを交換・改造した。遠隔操作のためにブレーキやステアリングも電動化した。後部に取り付けた180度カメラから前方の映像をVR機器に電送するシステムなどを搭載する。現行の通信規格4G(LTE)を活用する方式で遠く離れた場所からも操作できる。遠隔操作できる超小型EVは珍しい。

ローランド・ベルガー、超小型EV開発、遠隔操作可能に(日本経済新聞)