【提言・自動運転】レベル3は通過儀礼として必要、システム評価や社会の仕組みの整備に欠かせない

クルマは、暮らしや社会活動、産業の営みになくてはならない移動・輸送手段である。そのクルマの運転責任を、ミスを犯しがちな人間から、キッチリ作り込むことができればミスを犯さないようになる可能性があるシステムへと移そうとしている。そして、レベル3対応の自動運転車は、ちょうど責任の所在が人間からシステムに移る境目に位置する。自動運転技術の進化を見据えて、世界中の政府や自治体が、自動運転車の社会実装を前提とした新しい街づくりを構想し、法制度の整備も進めている。クルマに自動運転機能が搭載されただけで、社会の中で運用できるようになるわけではない。既存の生活や社会の仕組みや法制度が、人間が運転するクルマを活用することを前提にしているのだから、これらも自動運転を前提としたものに作り変える必要がある。

レベル3は通過儀礼として必要、システム評価や社会の仕組みの整備に欠かせない(日経XTECH)

レベル3対応車を商品化するか否かは、極めて戦略性の高い判断になる(日経XTECH)

 

 

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