【企業・自動運転】自動運転の米ウェイモ、走行データを外部に開放 研究用

自動運転のウェイモは21日、同社の公道試験車が集めた走行データを研究用途向けに外部に開放すると発表した。自動運転車で使う人工知能(AI)のモデルづくりに活用できるという。競争力の源泉であるデータをあえてオープンにすることで業界全体でのAI開発を促し、協業相手の発掘などにつなげる狙いがありそうだ。アルファベット傘下のウェイモはグーグル時代の09年から自動運転の開発に取り組んでいる。公道での試験走行距離は千万マイル(約1600万キロ)を超えており、業界でも最も実走行のデータを持つとされる。今回、「ウェイモ・オープン・データセット」としてデータの無償開放を決めた。運転状況を1000に区分したそれぞれ20秒の高精細のデータで、レーザーを使って3次元データを測定する「ライダー」とカメラで取り込んだ2次元画像が含まれる。周辺を走る車や自転車、道を横切る歩行者など、画像内の異なる対象もそれぞれコンピューターで見分けがつくよう「ラベル」整理されている。

自動運転の米ウェイモ、走行データを外部に開放 研究用(日本経済新聞)

 

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