【話題・地方自治・自動運転】群馬大、桐生市で自動運転実験 市民が参加

群馬大学は25~26日、群馬県桐生市で自動運転の実証実験を実施した。バスやミニバン、1人乗りの小型車両を活用。市内の公道を走行し、市民を実際に運んだ。実験の効果を検証し、少子高齢化が進む地域の新たな移動手段の確立を目指す。実験には桐生市と自動車部品大手のミツバが協力した。自動運転バスが桐生市役所と東武鉄道新桐生駅の間を、ミニバンが市役所とJR桐生駅の間を、小型車両は市役所の駐車場内を走った。3つの車両を活用し、次の移動手段への乗り換えをイメージさせた。複数車両を活用した自動運転実験は全国初だという。群馬大の技術を活用し、ハンドルやブレーキの操作を自動化した。車両には運転手が同乗し、緊急時に必要な操作ができるようにした。実験には2日間で市民約80人が参加。乗り心地や自動運転車への印象をアンケート調査し、結果を今後公表するという。

群馬大、桐生市で自動運転実験 市民が参加(日本経済新聞)