これって、技術開発の原点ではなかろうか

「衝撃を加えても発火しないリチウムイオンバッテリー、米研究者らが開発」

https://japanese.engadget.com/2018/08/23/lithium-ion-battrery/

engadget日本版の記事だ。

専門的なことはよく分からないが、この技術で注目すべきポイントは、どうやら「・・・従来の製造方法をほとんど変えることなく発火の危険を抑えられるバッテリーが作れる・・・」というところだ。要するに低コストを実現できる可能性があることのようだ。

そしてこの技術が資源大国のアメリカの研究者らから発せられた点も無視できない。むしろ資源を持たない日本から出てきてしかるべき技術なのではないだろうか。

現行電池の問題点は少なくないが、発火、高コストが大きな課題となっており、ゆえに電動車両の普及を妨げているとも言われている。発火に関しては全固体電池が問題解決のカギと言われるが、この記事によると「従来のバッテリー製造プロセスを大幅に変更する必要がある」とされている。

現状では高価な素材の問題なども大きな壁になっているが、発火の心配がなく、価格を抑えられればそれだけで電動車両の商品価値は飛躍的に高まるはずだ。

 

車両電動化の波は必然なのかもしれないが、ユーザーの視点に立てば何はともあれ安全性と値段に尽きるのではないだろうか。