ハンドルやペダルのない「完全自動運転車」の開発競争が熱を帯びる中、米コックス・オートモーティブが16日公表した調査では、米消費者の8割超は車に「手動運転」の機能を残して欲しいと考えていることが示された。調査結果によると、自動運転車でも自分で運転する選択肢はあって欲しいとの回答が84％に上った一方、全面的に自動運転システムに頼ることが心地よいとする回答は16％にとどまった。また、完全な自動運転車を購入する気はないとの回答は約半分（49％）を占め、2016年の類似調査での30％から大幅に上昇した。ただ、「半自動運転」機能については、過半数の54％が有益だと評価。次回の買い替え時に導入したい機能としては、衝突警報システムと衝突回避システムが人気だった。
【電子版】自動運転車に「手動」機能残して 米消費者の8割が回答 民間調査（日刊工業新聞）