【提言・企業】DMG森精機社長、EV・高齢化「好機」

DMG森精機の森雅彦社長は電気自動車(EV)化や高齢化といった動きは「事業にとって好機になる」との考えを述べた。主なやり取りは以下の通り。 ――産業界に技術革新の波が迫っています。「EV化、人工知能(AI)化、高齢化という3つの動きが同時進行している。EVや自動運転で半導体の需要が増え、製造装置部品の加工も増える。発熱が少なくなって樹脂部品の採用が増え、高い精度のプラスチック金型も必要になる。高齢者の近距離移動も増えるほか、医療向けの加工も伸びる」 ――対応策は。「これを技術に落とし込むと(複雑な形状を高精度に加工する)5軸化や複合化、自動化になる。速度と精度を上げ、加工や計測などの工程を複合し、機械へのモノの出し入れをロボットに置き換える。自動化は人間を助けて無駄をなくすものだ」

森社長、EV・高齢化「好機」(日本経済新聞)

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